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どうも、竜崎(@ryuzakiroom)です。
仕事で冷凍機の設備責任者になり、冷凍機の点検・修理の業務も増えてきました。保安検査員の方からも資格取得を勧められたことをきっかけに、第三種冷凍機械責任者(通称「3冷」)に挑戦し、独学で合格しました。
この記事では、実際に合格した経験をもとに次の内容をまとめます。
- 第三種冷凍機械責任者の試験概要と合格率
- 2026年度の試験日程
- 竜崎が使ったテキストと、これから買うならおすすめの本
- 過去問中心の勉強方法と直前期の過ごし方
- 独学が不安な人向けの講習(科目免除)
冷凍機の知識を身につけたい方、高圧ガス関係の業務に携わる方、ビルメンを目指す方の参考になればうれしいです。
第三種冷凍機械責任者とは?
高圧ガス保安法に基づく国家資格で、一定規模の冷凍設備を持つ事業所で「冷凍保安責任者」に選任されるために必要です。工場のチラーや冷凍機、ビルの空調用冷凍機などが対象で、ボイラー技士・電気工事士・危険物取扱者とあわせて「ビルメン4点セット」とも呼ばれます。
試験の概要と合格率
試験科目
| 科目 | 出題数 | 試験時間 |
|---|---|---|
| 法令 | 20問(択一式) | 60分 |
| 保安管理技術 | 15問(択一式) | 90分 |
合格基準は各科目とも満点の60%程度です。受験資格はなく、誰でも受験できます。
合格率(全科目受験)
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度(令和7年度) | 7,716人 | 3,476人 | 45.0% |
| 2024年度(令和6年度) | 7,605人 | 2,744人 | 36.1% |
| 2023年度(令和5年度) | 7,891人 | 3,146人 | 39.9% |
| 2022年度(令和4年度) | 8,305人 | 1,890人 | 22.8% |
年度によって20%台〜40%台と差があります。「過去問をやり込めば十分合格を狙えるが、油断すると落ちる」くらいの難易度です。
2026年度(令和8年度)の試験日程
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 2026年11月8日(日) |
| 申込期間 | 電子申請:8月17日(月)10:00〜9月2日(水)17:00/書面申請:8月17日(月)〜8月31日(月)※受付終了 |
| 受験手数料 | 9,800円(電子申請・非課税) |
| 試験問題・正解の公表 | 2026年11月9日(月)15時(予定) |
| 合格者番号の公表 | 2026年12月18日(金) |
出典:高圧ガス保安協会「令和8年度 国家試験 受験案内書」
申込は高圧ガス保安協会のサイトから行います。インターネットでの電子申請の方が便利なのでおすすめです。


今年の申込はもう締め切られています。今年受ける方は残り3週間の直前対策、来年受ける方は例年8月の申込に向けて準備を始めましょう。
テキスト選び
第三種冷凍機械責任者はテキストの種類が多いですが、大事なのは「1冊に絞ってやり込むこと」です。
竜崎が使った公式テキスト
竜崎は日本冷凍空調学会の公式書籍「初級冷凍受験テキスト」「冷凍関係法規集」「試験問題と解答例」を会社の経費で購入してもらいました。保安管理技術はこのテキストの範囲から出題されるため、会社で買ってもらえるなら一番の安心材料です。
ただし、公式テキストを全部そろえると2024年時点で約6,700円かかります。自費で安く済ませたい方は、市販の参考書1冊+過去問サイトの周回で十分合格を狙えます。
自費で買うならこの2冊
テキスト:トコトンわかりやすい!第3種冷凍機械責任者試験完全テキスト 第3版
図解が多く、初学者でも冷凍サイクルのイメージをつかみやすい1冊です。2025年6月に第3版が出ています。
過去問:2026年版 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集(電気書院)
過去の試験問題を解説付きでまとめた問題集です。紙で過去問を回したい方に向いています。
迷ったら、書店で試し読みしてから決めるのがおすすめです。何冊も買わずに1冊をしっかり学習しましょう。

外出先でも勉強したかったので、テキストを電子化して持ち歩いていました。電子化が面倒な方は電子書籍版も検討してみてください。
試験勉強の進め方
過去問をひたすら解く
とにかく過去問を解くことが重要です。第三種冷凍機械責任者は過去問と似た問題が多く出題されるため、テキストを一通り読んだら、あとは過去問をひたすら解いていました。

過去問を解くのに、次のサイトにはとてもお世話になりました。
目安は、過去問の8割くらいを正答できるようになること。確実に取れる問題を増やしていけば、合格ラインに届きます。
直前期(試験前3週間)の過ごし方
- 新しい参考書には手を出さず、これまでの過去問の復習に集中する
- 法令は数字(冷凍能力の区分、届出・許可の基準など)を中心に総仕上げ
- 保安管理技術は、間違えた問題をテキストで確認して理由まで説明できるようにする
動画学習も効果的
YouTubeの解説動画も、冷凍サイクルのイメージをつかむのに役立ちます。参考になりそうなものを紹介します。
実際の設備を見るのも勉強になる
工場で使っている冷凍機の仕様書を見たり、メーカーの製品ページを見たりするのも勉強になります。
独学が不安なら講習で科目免除
会社の業務命令で確実に取得したい場合は、高圧ガス保安協会の講習もおすすめです。講習を受けて検定に合格すると、国家試験の「保安管理技術」が免除され、法令のみの受験になります。事前知識がない方や独学が苦手な方には心強い選択肢です。

独学だと相談できる先生や仲間がいないので、モチベーション維持が難しいです。不安な方は講習も検討してみてください。
資格を取って役立ったこと
冷凍機の点検項目を「なぜ確認するのか」まで理解して点検できるようになり、異常が起きたときも原因を考えられるようになりました。
例えば、チラー冷凍機が過冷却状態になったとき、熱交換器の汚れによる部分的な過冷却が起きていることがありました。原因の特定から対応までスムーズに進められたのは、資格の勉強で冷凍サイクルを理解していたおかげです。
また、冷凍保安規定の見直しや点検項目の追加なども、知識がついたからこそ改善できました。
まとめ
- 第三種冷凍機械責任者は、冷凍設備の保安責任者になるための国家資格。受験資格なし
- 2025年度の合格率は45.0%。年度によって20〜40%台と差がある
- 2026年度試験は11月8日(日)。来年受けるなら例年8月の申込を忘れずに
- テキストは1冊に絞り、過去問の8割正答を目指して周回する
- 独学が不安なら、講習で保安管理技術を免除するルートもある
工場勤務で役立つ他の資格はこちらでまとめています。
関連資格:計量士にご興味のある方へ
冷凍機や高圧ガス設備の保安管理に携わる方の中には、計量管理や測定機器の取り扱いスキルを活かせる「一般計量士」という国家資格に関心を持たれる方も少なくありません。工場・プラントでの実務経験は、計量士試験の学習にも活きてきます。一般計量士について詳しく知りたい方は、当サイトの「計量士学習室」で試験対策情報・無料演習問題をまとめていますので、あわせてご覧ください。







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