どうも、竜崎(@ryuzakiroom)です。
皆さん、公害防止管理者って聞いた事がありますか。
製造業などの工場勤めの方なら聞いた事があるかもしれませんが
一般的には聞き覚えがない方が大半だと思います。
はるちゃんは公害防止管理者って聞いたことある?
聞いたことないね
ざっくり説明するとその名の通り公害を防止する管理者の事です。
工場の事業内容、対象となる施設(設備)の有無で変わってきます。
詳細については以下記事に説明していきます。
今回の記事は公害防止管理者について知りたい人や公害防止管理者に合格したい人
工場勤務で年収アップしたい人、転職のキャリアアップしたい人向けの記事です。
公害防止管理者とは
公害防止管理者とは、 特定工場(公害防止組織の設置が義務付けられている工場)の
公害発生施設又は公害防止施設の運転、維持、管理、燃料、原材料の検査等の役割を担います。
多くは施設の直接の責任者の方が選任されます。
対象となる業種は以下の通り
- 製造業(物品の加工業を含む)
- 電気供給業
- ガス供給業
- 熱供給業
次のいずれかの施設を設置している工場です。
1.ばい煙発生施設
2.特定粉じん発生施設
3.一般粉じん発生施設
4.汚水等排出施設
5.騒音発生施設
6.振動発生施設
7.ダイオキシン類発生施設
私の会社の場合は、製造業のばい煙発生施設、汚水等排出施設に該当しています。
会社によって複数の施設の場合もあり、それぞれの施設での選任が必要です・
上記のように施設によって必要な知識が異なるため、それぞれの専門知識を有した
公害防止管理者が必要となります。
該当施設に対しての公害防止管理者はこちらをご参照ください。
公害防止管理者のメリット
私が考えるメリットは大きく分けて2つです。
1つ目はキャリアアップ、2つ目は手当による収入アップです。
キャリアアップが狙える
公害防止管理者を勉強すると環境系の知識が増え
キャリアアップにつながる事が挙げられます。
昨今は企業としてもSDGsやESG投資の中で環境系の仕事が
今後重要視されて行きます。
SDGs・ESG投資については興味がある方は、以前の記事をご参照ください。
その中で公害防止管理者も優遇されると想定されます。
また、転職についても以下の通りの検索結果になっております。(2021.03.24時点)
リクルートエージェント 求人54件
リクナビNEXT 求人82件
doda 求人86件
公害防止管理者を選任が必要な企業の場合、有資格者である事が
転職時の強みになります。
転職希望は以下リンクをご参照ください。
★ミイダス★
公害防止管理者選任による資格手当
資格手当は企業によって異なりますが、資格手当制度があって公害防止管理者が
資格手当対象であれば、十分にメリットがあると考えます。
私の会社では、5000円/月 資格手当があります。
月額5,000円の支給であれば、5,000円×12か月=60,000円/年の年収アップです。
10年間だと60万円の収入アップが望めます。
公害防止管理者になろう
誰でも受験可能で受験料は8,200~8,700円です。
資格認定コースもあるため、会社で負担してもらえる場合は
講習会の方を積極的に参加してみましょう。
次の2ステップで公害防止管理者になりましょう。
試験の分野を決める
試験の分野を決める事は重要です。
会社の必要な公害防止管理者を選択するのが重要です。
特にない場合は、比較的に需要の高い 以下2つをオススメします。
大気関係第4種、水質関係第4種
オススメ理由として、第4種は科目数が少ないため初心者向けである事
ステップアップする際に免除が適用される事です。
免除に関しては以下表をご参照ください。
試験の分野を決定したら、申込を行います。
申込については、例年7月初旬~7月末までとなっています。
申込忘れがないように注意しましょう。
勉強をしよう
申込が完了すれば、次に勉強を行います。
試験日は例年10月初旬に行っているため、申込期間から勉強を始めると3か月程度の
学習期間となります。ちなみに平均勉強時間は150時間は必要との事。
専門外の分野だと100時間以上はかかると思います。
化学系の資格のため、化学専攻の方は更に短縮できると思います。
また、実務を経験されている方もテキストの中で知っている事も
あるかと思います。
勉強方法
勉強方法については、主に3パターンだけしかしてません。
テキストの復習
テキストの読み込み。基本的には辞書的な役割で使用してました。
過去問で分からなかった所をテキストで復習を繰り返し行っていました。
過去問を解き続けていくと、最終的に100点を取れた後は更に深く
テキストを読み込みました。(時間がなければしなくても良いと思います。)
過去問を解く
過去問を解くことが合格への一番の近道だと思います。
基本的には、同様の問題構成となっているため過去問を
復習するだけでも合格に大きく近づけます。
過去問は勉強サイトを活用しました。
以下リンクを貼っておきますので是非ご参考下さい。
環境省のデータ確認
公害防止管理者の公害概論に現状の環境調査について1問出てきていました。
環境省のデータを確認して覚えていました。
勉強については、直前に覚える程度で十分だと思います。
以下指針について出題の可能性があるため暗記してました。
勉強割合について
勉強の割合としては次の通りです。
オススメ書籍
竜崎が実際に使用した書籍についてオススメしています。
個人的には、過去問の理解が重要だと思いますが傾向にない
問題が出題された時のためには、公式テキストは購入しておきたい所です。
新・公害防止の技術と法規(テキスト)
公式のテキストですが、通称電話帳と言われています。
試験問題の内容を殆ど網羅していますが、読み切れないため
辞書のように使う方が使いやすいと思います。
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