どうも、竜崎(@ryuzakiroom)です。
今回は、SDGsについて記事を纏めていきたいと思います。
突然ですが、SDGsについて皆さんは知っているでしょうか。
私は初めは会社でSDGsという単語を知りました。
竜崎から聞いたことはあるけど、何のことか分からないよ
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
ざっくり説明としては、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標の事です。
詳しい定義については、経済産業省のHPでも載っているので引用させて頂きます。
SDGsは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月に国連で採択された2030年までの国際開発目標。17の目標と169のターゲット達成により、「誰一人取り残さない」社会の実現に向け、途上国及び先進国で取り組むものです。
https://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/sdgs/index.html
今回はSDGsを知りたい人やSDGsで人生を充実させたい人向けの記事になります。
- SDGsの基礎
- 参考
SDGsの基礎
結論から言うと、次の画像を覚えればSDGsの基礎を
50%くらい覚えたと言っても良いです。
誰でも見やすく、分かり易い目標にするために考えられたデザインと言葉です。
とりあえず、17のゴールをまず覚えましょう。
次のステップとして、169ターゲットがあり,これは後から覚えても良いと思います。
ピコ太郎さんが,持続可能な開発目標(SDGs)プロモーション動画を作って
市役所などでも配信されていました。
目標1【貧困をなくそう】
極度の貧困率は1990年の半分以下に低下しました。
(1990年:35.9%⇒2015:9.9%)
しかし、世界では、6人に1人(3億5600万人)の子どもたちが、
貧困である国際貧困ラインの生活をしています。
※2021年2月現在 国際貧困ライン(1日1.9米ドル以下)
貧困の半分以上はサハラ以南アフリカが占めています。
日本においては、7人に1人の子どもが貧困状態にあるといわれています。
※日本における「子どもの貧困」とは「相対的貧困」のことを指します。
相対的貧困とは、その国の等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人員の平方根で割って調整した所得)の中央値の半分に満たない世帯のことを指し、子どもの貧困とは相対的貧困にある18歳未満の子どもの存在及び生活状況のことを指します。
日本財団 子どもの貧困対策
企業の取り組み事例 認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい
関連資料 本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式
目標2【飢餓をゼロに】
現状で空腹を抱えている約7億9,500万の人々と
2050年までに増加予測される20億人に食料を
供給するためには世界の食料・農業システムを
根本的に変革することが必要です。
例えば、フードロスを無くす事も取組の一つになります。
企業の取り組み事例 味の素株式会社
関連資料 世界から飢餓を終わらせるための30の方法
目標3【すべての人に健康と福祉を】
すべての人の健康的な生活を確保と福祉の
推進するために環境を整える必要があり
マラリア、結核、ポリオ、HIV/エイズ等の感染症は
低減していますが、様々な疾病を完全に根絶するためには
一層の取り組みが必要です。
最近では、コロナウィルスも感染症に含まれますね。
企業の取り組み事例 株式会社オオスミ
関連資料 わかる感染症 with もやしもん (KS絵でわかるシリーズ)
もやしもん好きならオススメの一冊です。
目標4【質の高い教育をみんなに】
質の高い教育は、人々の生活改善と持続可能な開発の基盤です。
基本的識字率は大きく改善しているものの、普遍的な
教育に関する目標を達成するためには、さらに
一層の取り組みが必要です。
識字とは、読み書きができる能力のことです。
7億5000万人の成人が読み書き出来ない(内3/2は女性)
6歳~17歳の子どもの5人に1人は学校に通えていません。
企業の取り組み事例:ヤマハ株式会社
関連資料 未来を変える目標 SDGsアイデアブック
目標5【ジェンダー平等を実現しよう】
女性と女児に教育や保健医療、働きがいのある人間らしい
仕事への平等なアクセスを提供し、政治的・経済的な
政策決定プロセスへの平等な参加を確保は必要です。
日本の取り組みでも、女性活躍推進法が記憶に新しい所です。
女性活躍推進については、以下ページをご参照ください。
女性活躍推進法特集ページ(えるぼし認定・プラチナえるぼし認定)
企業の取り組み事例:こまちぷらす
関連資料 ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた
目標6【安全な水とトイレを世界中に】
すべての人がきれいな水を利用出来る事は
世界中の人々が暮らすために欠かせない要素です。
地球上には、十分な真水がありますが、安全な水と
トイレについては経済の悪化やインフラの不備に
よって確保出来ていない状況です。
劣悪な衛生状態に関連する疾病で命を失っており
しかも子どもは2050年までに、4人に1人以上が慢性的または
反復的な水不足を抱える国で暮らすことになる可能性があります。
日本の上水環境は世界でも非常に恵まれている事を改めて認識しますね。
企業の取り組み事例:株式会社パデコ
関連資料 図解でわかる 14歳からの水と環境問題
目標7【エネルギーをみんなに そしてクリーンに】
持続可能なエネルギーは、生活や経済、そして
地球の変革を図るためには必要です。
エネルギーは効率を高める事(省エネルギー)や
再生可能エネルギーの利用(太陽光、風力、水力、波力)を増やす等
「万人のための持続可能なエネルギー(Sustainable Energy for All)」
を念頭に置いて進める事が重要です。
日本では、省エネ法があり、省エネは各企業でも取り組んでいます。
企業の取り組み事例:パナソニック株式会社
関連資料 「再エネ大国 日本」への挑戦 (SDGs時代の環境問題最前線)
目標8【働きがいも経済成長も】
持続可能な経済成長を実現するためには、すべての人が
環境を損なうことなく、経済を活性化できる質の
高い雇用を目指す必要があります。
また、現役世代全体に雇用の機会と適正な
労働条件を提供することも必要です。
日本では、働き方改革という形で労働環境の見直しを行なっています。 働き方改革については、以下ページをご参照ください。
企業の取り組み事例:株式会社WorkVision
関連資料 アクセンチュア流 生産性を高める「働き方改革」
目標9【産業と技術革新の基盤をつくろう】
インフラ(水道、電気、インターネット等)の構築は
すべての人の生活水準の急速かつ持続的な向上を可能します。
また、災害に強いインフラを作る事も重要です。
技術的進歩は、資源効率の改善や省エネなどの環境関連の目的
達成に向けた取り組みの基盤となります。技術や
イノベーションがなければSDGs目標達成は困難です。
世界人口の16%は携帯ブロードバンド・ネットワークが利用できません。
企業の取り組み事例:サンケン電気株式会社
関連資料 インフラストラクチャー概論
目標10【人や国の不平等をなくそう】
国家間や国内での不平等や経済格差をなくす事が重要です。
不平等を削減するためには、社会から隔絶された恵まれない
人々のニーズに注目し、普遍的な政策を導入が必要です。
一方で各国における男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数」
における日本のスコアは、2020年の順位が153か国中121位と
世界的に見ても男女格差が大きい状態です。
指数を見て、改めて日本は男女格差が大きい国と認識しました。
自治体の取り組み事例:滋賀県
関連資料 フェアトレードのおかしな真実
目標11【住み続けられるまちづくりを】
すべての人が安全で住み続けられるまちづくりするために
基本的サービスを提供するための資金、適切な住宅
インフラ整備、大気汚染対策等が必要です。
日本では、公害防止については環境基本法で定めています。
企業の取り組み事例:NEC
関連資料 SDGs×自治体 実践ガイドブック: 現場で活かせる知識と手法
目標12【つくる責任つかう責任】
持続可能な消費と生産には、資源効率の改善と
省エネの推進持続可能なインフラのほか
すべての人に基本的なサービス環境にやさしく
やりがいのある仕事、生活の質的向上を提供する
必要があります。
特に生産者にとっては生産時の有害化学物質の管理が必要です。
また、消費者も3Rを通して廃棄物の削減に取り組む必要があります。
3RはReduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の事です
企業の取り組み事例 FTF株式会社
関連資料 産業廃棄物革命 ~IoT化でさらに進む産業廃棄物の世界
目標13【気候変動に、具体的な対策を】
気候変動は、人間の活動によって、海面の上昇
異常気象の増加しており、温室効果ガス(CO2等)の
排出が要因となっています。再生可能エネルギーの採用等
温室効果ガス排出量を削減する事が重要です。
世界のCO2排出量としては
1位中国(28.4%)、2位アメリカ(14.7%)、3位インド(6.9%) Yahooニュース参考
と総排出量の半分をトップ3が占めていることになります。
直近では、CO2排出量1位の中国が2060年までに排出量を
実質ゼロにする事を表明しています。
中国の習近平国家主席は22日、二酸化炭素(CO2)排出量を2030年までに減少に転じさせ、2060年までにCO2排出量と除去量を差し引きゼロにするカーボンニュートラルを目指すと表明した。
BBC NEWS JAPAN–「中国のCO2排出量、2060年までに実質ゼロに 習主席が表明」より
企業の取り組み事例 公益財団法人 イオン環境財団
関連資料 DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法
目標14【海の豊かさを守ろう】
海洋はこの地球にとって必須の資源であり
持続可能な未来の重要な要素となります。
海洋汚染は、人間の活動が要因となっており
海洋汚染を防止する事が重要となります。
海洋プラスチック問題が有名ですね。簡単に言うとプラスチック
ごみ海に多すぎて海洋生物が困っています。
以下詳しく知りたい人は環境省の資料をご参照ください。
企業の取り組み事例:吉本興業
関連資料 プラスチック・フリー生活 今すぐできる小さな革命
目標15【陸の豊かさも守ろう】
人間の活動と気候変動による森林破壊と
砂漠化は持続可能な開発するためには対処が必要です。
森林の管理、砂漠化対策、絶滅危惧種の保護の取り組みが重要です。
植栽なども対策になります。
企業の取り組み事例:株式会社 はなおか
関連資料 SDGs時代の森林管理の理念と技術
目標16【平和と公正をすべての人に】
平和ですべての人が参加できる社会をつくる事
すべての人が司法を利用できるようにし、あらゆるレベルで
効果的で責任ある制度を構築することを定めています。
世界が平和で公正に暮らせるようにするには
既存の制度・仕組みを変える必要があります。
企業の取り組み事例:株式会社トランスアクト
関連資料 本当の戦争の話をしよう: 世界の「対立」を仕切る
目標17【パートナーシップで目標を達成しよう】
SDGs目標1~16までをすべての国が協力し
SDGsを達成するために取り組む事が重要です。
その際に予算を組む事や発展途上国への支援等も必要です。
インターネットの普及でグローバル化が進むことで連携が深まりそうですね。
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